ウエストヒルの熱処理

業務内容

000000131544764189_1486769681_01

当社は主に工業用設備機械の金属部品に、熱処理を施す仕事をしています。

・火力・原子力発電所向け製品
・製鉄機械部品
・石油化学プラント向け製品
・造船関連製品
・セメント関連製品

熱処理の種類

当社が主に行う熱処理方法の用語についてご説明します。

PWHT・SR(応力除去を目的とした熱処理)
溶接部には残留応力が発生し強度低下など使用性能に影響を与えます。溶接の残留応力などの有害な影響の除去を目的とした手段として、応力除去Stress Relief Heat Treatment :SR )があります。これは溶接部を規定温度に加熱し、一定時間保持後冷却する方法で、材質の改善も図られるので、溶接後熱処理Post Weld Heat Treatment :PWHT )とも呼ばれます。
※製品の形状によって、局部焼鈍炉内焼鈍仮設炉内焼鈍などの熱処理方法によって施工します。

固溶化・溶体化(組織崩壊を改善する熱処理)
合金において、一般に温度が高くなるほど基本金属に加える合金元素は溶け込みやすくなります。したがって、合金固有の温度に加熱保持し、
急冷すると、その析出を阻止する処理のことを固溶化処理といいます。
金属製品に曲げなどの加工をした場合その部分の組織が壊れて強度が低下するので、固溶化処理をおこない強度の回復をはかります。
※製品の形状によって、局部固溶化熱処理炉内固溶化熱処理仮設炉内固溶化熱処理などの熱処理方法によって施工します。

予熱・後熱(溶接時の割れや硬化を防ぐ熱処理)
予熱とは、溶接を行うときに必要となります。溶接前に母材を加熱して溶接部の冷却を緩やかにするためです。それは、溶接割れや硬化の防止になるからです。
後熱とは、溶接直後に行うことで、溶接部の硬化や水素ガスなどの有毒ガスの除去になります。溶接による熱影響部の硬化を出来るだけ小さくするため、予熱や後熱を行います。
製品によって局部で熱したり、仮設炉を作成し全体を熱して施工します。

焼バメ(熱による膨張や収縮の性質を利用する熱処理)
軸受け穴を加熱・膨張させ、それをはめ込んだ後冷却して固定する方法です。
焼バメは全体を熱するために、仮設炉を作成し施工します。

当社では以下のような溶接後熱処理を行います

●誘導加熱方式

・加熱方法 電磁誘導作用により被加熱物に電流を誘起する磁界を作り、被加熱物自体を加熱する方法。
交流電流によって被加熱物の表面付近に高密度の電流、うず電流が発生し、そのジュール熱で被加熱物の表面を加熱していきます。
・処理部位  主に配管(板厚の厚いもの)に使用
・ポイント  熱効率がよく、肉厚で大口径の配管でも加熱することができます。
・使用機器  高周波誘導加熱装置

00000009432287202_1269050959_01

●電気抵抗加熱方式

・加熱方法 被加熱物に発熱体を直接接触させて加熱する方法。
物体に通電することにより発熱するジュール熱を利用し加熱していきます。
・処理部位 主に配管(小径管・薄肉管)に使用
・ポイント さまざまなサイズのヒーターを取りそろえており、小口径はもちろん、その他、配管のサイズが変わる溶接部分でもヒーターを組み合わせて使用することで温度管理が容易になります。
・使用機器 SCR装置 電力調整器

000000101289325104_1987213588_01

●輻射加熱方式

・加熱方法 被加熱物と発熱体は非接触で、遠赤外線域の波長の熱線を放射する方法。
・処理部位 主に圧力容器や加熱炉に使用
・ポイント パイプ等を組み合わせることによって、大型の炉を作成することや、大型の配管・容器を熱処理することができます。
・使用機器 SCR装置 電力調整器

00000011515747919_773862601_01

溶接後熱処理

●PWHT 、SR
溶接部には残留応力が発生し強度低下など使用性能に影響を与えます。この溶接残留応力などの有害な影響の除去を目的とした手段として、応力除去(stress relief heat treatment :SR )があります。これは溶接部を規定温度に加熱し、一定時間保持後冷却する方法で、材質の改善も図られるので、溶接後熱処理(post weld heat treatment :PWHT )とも呼ばれます。

0000000844295925_1617008731_01

●固溶化、溶体化
合金において、一般に温度が高くなるほど基本金属に加える合金元素は溶け込みやすくなります。したがって、合金固有の温度に加熱した後急冷すると、低温では析出するはずの合金元素が固溶(溶け込み)したままとなり、これを固溶化処理といいます。
金属製品に曲げなどの加工をした場合その部分の組織が壊れて強度が低下するので、固溶化処理をおこない強度の回復をはかります。
●予熱、後熱
溶接による熱影響部の硬化をできるだけ小さくするため、予熱や後熱という熱処理が行われます。予熱は溶接前に母材を加熱して溶接部の冷却を緩やかにすることで、溶接割れや硬化を防止するため行われます。溶接直後に行われる後熱の目的は溶接部の硬さを低くし、または水素のような有害なガスを除去することにあります。

00000007578452809_411250083_01

●焼バメ
軸径が穴径より大きいものはそのままでは挿入することはできませんが、金属が熱による影響で膨張したり収縮したりする性質を利用してはめ込む方法です。

000000062039865144_1836408451_01

その他の事例

その他、ご相談を受け施工した事例として、
製品の表面に窒素を浸透させ表面の強化を図る「窒化熱処理」や、酸素のない状態で熱処理を行いスケールを出さない方法の「真空処理(無酸化処理)」等を協力会社様と行うことも可能です。

熱処理を依頼するにあたり、いただきたい情報

材質や形状、物量それと最終的にどのような品質にするかという情報をご連絡ください。
また、熱処理方法等ご提案があれば、それも含めて検討させていただきます。
その他、最適な熱処理を行うために必要と思われる製品の規格や図面、用途等詳しくおうかがいすることもあります。

お問い合わせはこちら